コラム6 of 花坂作文教室

Diary -BiND Blog-

HOME > コラム > コラム6

コラム6


宛先: 初級者の方へ
題名: 字数が少ない場合の対策(1)

こんにちは。花坂です。
何かをテーマにいざ文章を書き始めてみると、意外と
「言いたいことが言えずに字数が埋まってしまった。」
みなさんは、そんな経験がありませんか?
これは制限字数が短い場合によくあります。
今回はそういった「字数が少ない場合」の対策について見ていきましょう。


その前にひとつ。
「字数が少ない」ってどのくらいの分量を言うのでしょうか?
50字、100字? はたまた200字?
人によっては600字も短いと感じられるかもしれません。

ここでは400字を基準に「多い」「少ない」と考えることにします。
400字は、市販の原稿用紙1枚分です。
ですから、書き慣れていない人にとっては「多すぎる」し、
書き慣れている人にとっては、少ない気がするかもしれません。



では400字より少ない場合、作文を書く上で注意することは何でしょうか?

これは字数に限らず、作文が
「与えられた字数の中で、いかに読み手が求めている答えを返せるか」
であることを、まず確認しておく必要があります。
(なぜなら、読み手のない作文はないからです!)

字数が少ないということは、
「与えられた字数の中で」という条件が、さらに厳しくなることを意味します。
このため、「読み手の求めている答え=自分の意見」を
簡潔に表現する必要があります。


では「自分の意見を簡潔に表現する」のを読む採点者は、
いったい、何を求めているのでしょうか。

前回のコラム5では、短い作文は
「あなたの意見を簡単に知りたいサインだ」
とも書きましたが、ただそれだけではないのです。

同時に
「何が大事か見抜く力」や
「短くまとめる力=要約力」をテストしています。

どういうことかといいますと、
字数の少ない場合、字数の制限上、大事なことしか書けません。
余分なことを書いてる余裕はないはずです。
ですから、いかに大事な部分を見抜き、なおかつ、短く表現できるか、
そういった訓練を日頃からやしなっているのか見ているのです。


たとえば300字制限の文章で、
短いからといってばくぜんと「最後に言いたいことを書こうかな」
なんて気持ちでいると、書くべきことも書けずに制限字数が来てしまいます。

そうならないためには、
「一番言いたいことを字数以内で、必ず言っておく」ことです。
これは長い文章を書くよりも特に意識しなければなりません。


しかしこれは作文を書くとき注意するだけでは、なかなか身につきません。
普段から感覚を鍛える必要があります。

とくに普段、会話でも順を追ってからでないと話せないタイプの方。
こういう方は、言いたいことを一文で考える練習をしましょう。

 要するに・・・
 つまり・・・
 私の一番言いたいことは・・・

こうした言葉の後に続ける訓練を、普段、意識していれば、
「短くまとめる力」は、そのうち出来るようになります。



さて、次回は
「字数が少ない作文では、文章を短くまとめればそれでよいのか?」
というやや発展的なお話をしたいと思います。



(1.199字)

花坂信勝
2008.6.19 作成