コラム5
宛先: みなさまへ
題名: 字数とは何か
こんにちは。花坂です。
これまで「字数が埋まらない原因と対策」をご紹介してきました。
しかしこれですべてではありません。他にもあります。
たとえば、前回のコラム4でご紹介した「設計図」を書いたとしても、
埋められずに悩む方もいらっしゃることでしょう。
でもそういった話はひとまず置いて、
今回は、「そもそも字数とは何なのか?」について考えましょう。
字数を知ることは作文作成にとって、非常に重要なことなのです。
まず、次のケースを考えてください。
(1)あなたについて語ってください。一語で。
(2)あなたについて語ってください。一分間スピーチで。
(3)あなたについて語ってください。一冊の本にまとめて。
どうですか?
テーマがまったく同じであっても、2つ目の文を加えることで、
3つの質問のニュアンスがまったく違うものに聞こえませんか?
そしてカンのするどい方なら、
これが字数の長さと関係することにお気づきでしょう。
そう、字数とは「読み手がどの程度くわしい答えを求めているか」に
ほかなりません。
あなたの志望校や企業の求める文字数は、それなりの理由があるのです。
字数が少ないなら「簡単に知りたい」サインであり、
字数が多いなら「くわしく知りたい」サインなのです。
なぜ私がこれまで字数にこだわってきたかが、ここにあります。
別に私が「文字数にこだわる細かい性格だから」ではありません。
自分の作文を読んでくれる相手が、どの程度の幅で答えを求めているのか、
それをはかる手段が「字数」なのです。
書く内容よりも、まずは「字数」という枠組みをきちんとふまえる。
スポーツにルールがあるように、
社会にルールがあるように、
作文にも字数というルールがあります。
その上で自分の力を最大限に発揮することを考えるとよいでしょう。
つまり字数は、あなたの作文の内容を制限し、大きく影響します。
その定められた字数の中で、自分をアピールする、その意識を持ちましょう!
字数が少ないなら、簡潔に、直球で勝負し、短時間で印象づける。
字数が多いなら、大きな流れで演出し、後半に行くにしたがって盛り上げ、
最後に余韻を残す。
字数ごとに「自分の言いたいことがもっとも伝わる形」を切り替えられたら
よいですね。
さて、
次回は具体的に少ない字数の対策などを見ていくことにしましょう。
「ルールを知り、研究することが、攻略の秘訣である。」
これは言うまでもありません。
(987字)
花坂信勝
2008.6.13 作成


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