コラム3 of 花坂作文教室

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コラム3


宛先: 初級者の方へ
題名: 字数が埋まらない! (1)

こんにちは。花坂です。
前回に引き続き「字数が埋まらない」問題を一緒に考えたいと思います。
今回は、その一例として、
「ある程度の文章量は書けるが、お題によって書けなくなる」、
そんな中級者の方を対象にお話します。


まず「お題によって書けなくなる」原因について考えてみましょう。
「すらすら書けるとき」と「書けないとき」の違いは何でしょうか?


「書くことが思いつかないから。」
そうかもしれません。では「書くことが思いつかない」原因は何?

「それについて詳しく知らないから。」
「そのお題に興味がないから。」
多くの方が、こうした答えに行き着くのではないかと思います。

つまり、この場合の「すらすら書けない理由」は、
「自分の中に書くべき内容がない」→「準備不足」
ということになります。

特に小論文やエントリーシート対策の場合、
あなたが入りたい大学や企業について、一通りの知識を持つことは必須です。
どんな研究やどんな商品を扱っているのか、調べておく必要があります。
「大学(または企業)に入って、何をしたいですか?」
という質問には、その大学や企業の、どの点に魅力を感じるのか、
具体的に書く必要があるのです。

言うまでもなく、下調べもせず、とんちんかんな答えを出したら、×です。

さらに、その大学や企業自体だけではなく、
そこで扱われている分野や業界についても知っておく必要があります。

その分野や業界に「興味がない」という人は、普通、合格しません。
やる気の無い人を、あえて取ろうとはしないのです。
あらかじめ準備をしてきた人とそうでない人との合否の差は明らかです。



「でも作文で知識を盛り込むことは必要なのでしょうか?」
と疑問に思う方もいらっしゃるかもしれません。

私は必要だと思います。
なぜなら「知識や情報のない文章はつまらないから」です。
「具体性に欠け、説得力がないから」です。


文章は言葉のかたまりです。
言葉は意思疎通のための道具ではありますが、同時に
言葉は記憶のためのデータでもあります。

作文は書くことで技術が磨かれますが、
知識を得、言葉を覚えることで、その内容が充実するのです。

また、知識を広く得ること、言葉を多く覚えることは、
そこから作り上げられる思想や教養に影響します。
平たく言えば、「深い考え方ができる」ようになります。

その「どれだけ深い考え方ができるか」を見せるのもまた、
作文なのです。
あなたが選ばれるために。


では知識はどこで得るのか?

本を読みましょう!
新聞を読みましょう!
普通すぎる回答ですが、そのほかに見当たりません。


おすすめは新書です。
自分のめざす分野や興味ある分野の新書を読んでみましょう。
図書館で借りるもよし、本屋で購入するもよしです。
分量もさほど多くなく、携帯できますし、値段も手頃です。
論理的な文章が多く、作文の勉強にきっと役立つはずです。



さて、
次回は「字数が埋まらない!」の第3弾として、
「文字数が少ない段階で完結してしまった場合」について考えます。
字数の話は、まだまだ続きます。


(1,234字)

花坂信勝
2008.6.5 作成
2008.6.6 最終更新